【旅先からの視点】なぜ大手保険会社の不祥事は、真面目に頑張っている代理店を巻き込むのか?

はじめまして、旅する保険プロです。


私は年に数回、日常を離れて地方へ旅に出ます。
旅先の穏やかな空気に触れ、流れる景色を眺めていると、普段の慌ただしい業務の中では見えにくくなっている「業界の歪み」が、驚くほど冷静に、そして客観的に見えてくることがあります。
今回、旅先である地方の街を歩きながら、私の胸にずっと引っかかっていた「ある強い憤り」についてお話ししたいと思います。


ここ数年、ニュースを開けば大手損害保険会社によるカルテル問題や、不正請求問題といった耳を疑うような不祥事が連日のように報じられてきました。メディアはこぞって「大企業のモラルハザード」を叩きます。
しかし、私が本当に許せないのは、その不祥事のツケを払わされ、泥水をすすらされているのは、東京のビルにこもっているエリートたちではなく、地方で実直にお客様を守り続けている真面目に頑張っている代理店たちだという残酷な事実です。


■ 上層部の罪、現場への「理不尽なシワ寄せ」
大手保険会社の不祥事が発覚すると、金融庁からの厳しい処分が下り、業界全体に「業務改善」の大号令がかかります。
しかし、その中身はどうでしょうか。
不祥事を起こした張本人である大手損害保険会社が、自らの保身のために始めるのは、現場に対する「過剰なまでの書類手続きの押し付け」や「管理体制の強化」という名の、無駄なシステム化の強要です。
「これをやらなければペナルティだ」と言わんばかりに、代理店に膨大な事務負担が降ってきます。
我々代理店は、地域に根ざし、お一人おひとりのお客様の顔を見ながら、泥臭く誠実に信頼を積み上げてきた人たちばかりです。パソコンの画面と睨み合う時間よりも、お客様の困りごとに耳を傾ける時間を大切にしています。
それなのに、大企業の犯した罪のせいで、なぜ現場のプロたちが「お客様のための時間」を削られ、内向きの書類仕事に追われなければならないのでしょうか。


■ 歪んだ構造に巻き込まれない「本物のプロ」を選ぶ目
大手が看板の力に甘んじ、数字のゲームに没頭して不祥事に手を染める一方で、私たち代理店は、常に「自分たちの信用」だけで勝負しています。一度でもお客様を裏切れば、その地域では生きていけないからです。
だからこそ、私は確信しています。
本当に信頼できるのは、派手なCMを流す大企業の看板ではなく、業界の理不尽なシワ寄せに耐えながらも、目の前のお客様のために背筋を伸ばして戦っている、数少ない真面目な代理店です。
どれだけ業界が腐敗しようとも、彼らはその甘い構造とは無縁の場所で、知識と誠実さだけで信頼を積み上げてきた「本物のプロ」です。私自身、全国を旅する中で出会うそうした同志たちに、心から敬意を表しています。


■ 看板ではなく、「人」を見てほしい
お客様にお願いがあります。
保険を選ぶときは、どうか「どこの大手会社か」という看板だけで判断しないでください。その看板の裏側では、上層部の不祥事と、それに振り回される現場の歪みが隠れているかもしれません。
本当にあなたの大切な人生を守ってくれるのは、組織の都合に流されず、あなたの隣で一緒に悩んでくれる「誠実なプロの目」です。
業界の闇がどれだけ深くとも、私はこれからも旅を続け、本物を見極める目を養いながら、お客様にとっての「本当の正しさ」を発信し続けます。

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