はじめまして、旅する保険プロです。
みなさんは、駅前やショッピングモールにある「保険の無料相談窓口」を利用したことはありますか?
「何度相談しても無料!」「あなたに最適な保険をプロが比較・提案します」というキャッチコピーは、とても魅力的で親切に思えますよね。
しかし、30年この業界の最前線にいるプロとして、あえて皆さんに冷や水を浴びせるような真実をお伝えしなければなりません。
世の中に「タダで本当に親切にしてくれるビジネス」など存在しません。
彼らがなぜ、あんなに綺麗なお店を構え、時間をかけて親切に相談に乗ってくれるのか。その裏にある「仕組み」を知っていますか?
■ 「無料」の裏にある、手数料ビジネスの現実
答えはシンプルです。彼らはあなたから相談料をもらう代わりに、あなたが契約した保険会社から「莫大な手数料(キックバック)」を受け取っているからです。
ここに、無料相談の最大の構造的な罠があります。
彼らもビジネスですから、ボランティアではありません。当然、毎月の売上目標があります。
では、彼らが売上をあげるためにはどうすればいいか?
「保険料が高く、手数料率が良い商品」をあなたに契約してもらうことです。
あなたが「できるだけシンプルで安い保険がいい」と思ってお店に行っても、気がつけば「あれも心配、これも心配」と不安を煽られ、あれこれと複雑な特約(オプション)を山盛りにされた設計書を提案されるのは、これが理由です。
特約を盛り込んで全体の保険料が上がれば上がるほど、彼らの懐に入る手数料も増える仕組みになっているのです。
■ 本当に必要なのは「引き算」の保険
私はこれまで、古い組織のしがらみを捨て、一兵卒としてお客様一人ひとりと誠実に向き合ってきました。その中で確信しているのは、「本当に良い保険とは、極限までシンプルに削ぎ落とした『引き算』の保険である」ということです。
保険会社や無料ショップが売りたがるのは、あれこれ特約がついた「足し算」の保険です。しかし、特約をたくさんつければつけるほど、中身が複雑になり、いざという時に「どの特約がどこまで使えるのか」がお客様自身にも分からなくなってしまいます。
本当に大切なのは、万が一のときに迷わず、確実にあなたを救ってくれるシンプルなベース(主契約)だけをしっかり持つことです。余計な特約に毎月数千円を払うくらいなら、そのお金を貯金に回すか、ご自身の経験や旅のために使った方が、人生はよっぽど豊かになります。
■ 「中立」という言葉に騙されないで
「私たちは多くの会社を扱う中立な立場です」と彼らは言います。
しかし、その中立な比較表の裏で、「今月はA社の商品を売ると手数料が上乗せされる(キャンペーン)」といった大人の事情が働いているケースは珍しくありません。
もちろん、すべての無料ショップが悪いと言っているわけではありません。本当に親切な担当者もいるでしょう。
しかし、そのシステム自体が「お客様の利益」よりも「手数料の最大化」に向きやすい構造になっていることだけは、知っておいて損はありません。
■ 看板や「無料」に惑わされないでほしい
保険を選ぶときに本当に信頼すべきは、派手な「無料」の看板でも、中立を装ったシステムでもありません。
組織の都合や手数料の高さに目を眩まされることなく、あなたの人生のサイズに合わせて「この特約は要りません、これだけで十分です」と、勇気を持って引き算の提案をしてくれる「誠実なプロの目」です。
私はこれからも、業界の綺麗事の裏にある真実を発信し、あなたが本当に必要な安心だけを手にできるよう、現場から声を上げ続けます。

コメント