はじめまして、旅する保険プロです。
みなさんは、ご自身が加入している医療保険の「手術給付金」の基準を詳しく知っていますか?
「手術を受けたら、一律でまとまったお金がもらえる」と思っているなら、30年現場にいるプロとして、今すぐ知っておいてほしい最新の医療と保険のズレがあります。
実は、近年とても増えている「日帰り手術」を受けた際、病院の領収書にはハッキリと「手術」と書かれているのに、保険会社からは「手術給付金はお支払いできません」と断られてしまうトラブルが現場で多発しているのです。
なぜ、そんな理不尽に見えることが起きるのでしょうか?その仕組みと、正しい防衛策をお話しします。
■ 医療の進歩に、古い保険の「ルール」が追いついていない
昔の医療保険(10年以上前などの古いタイプ)の多くは、手術給付金が出る基準を「公的医療保険の連動型」ではなく、保険会社が独自に決めた「約款(やっかん)の88種」というリストで判断していました。
ここに大きな落とし穴があります。
今の医療技術は凄まじいスピードで進歩しています。昔なら1週間入院してメスで切らなければならなかった手術が、今ではレーザーや内視鏡を使い、体に小さな穴を開けるだけで「日帰りで、30分で終わる」というケースが本当に増えました。患者さんの体への負担が減るのは、本当に素晴らしいことです。
しかし、古い保険のリストには、この「最新の日帰りレーザー手術」の名前が載っていないことがよくあります。
結果として、病院の先生からは「無事に手術は成功しましたよ」と言われ、領収書にも「手術代」と数万円の費用が記録されているのに、保険会社に申請すると「当社の古いリスト(約款)の基準に該当しないため、手術給付金は対象外です」とバッサリ落とされてしまうのです。
もちろん、入院を伴う手術であれば別の入院給付金などが受け取れるケースもありますが、期待していた「手術としてのまとまった給付金」が出ないショックは、いざという時の安心のはずが、ただのガッカリに変わってしまいますよね。
■ 「入ったら終わり」ではない。医療の現実に合わせた引き算と足し算
私が多くのお客様と接する中で最も大切にしているのは、「今のお客様の現実」に保険がちゃんと役に立つかどうかです。
昔の医療保険がすべて悪いわけではありません。当時の医療にはベストな形でしたし、今でも特約の内容によっては大切に残すべき部分もあります。
大切なのは、「医療の進歩に合わせて、保険の中身も定期的にメンテナンスしてあげること」です。
最近の新しい医療保険の多くは、国の健康保険(公的医療保険)が適用される手術であれば、日帰りであっても基本的には連動して手術給付金が支払われる仕組みに進化しています。
もし、あなたが「昔入ったきり、ずっとそのままにしている医療保険」をお持ちなら、不要に高い古い特約を払い続けるくらいなら、中身を精査して、今の時代に合ったシンプルな形に見直した方が、毎月の保険料を賢く抑え(引き算)、本当の安心を手にすることができます。
■ あなたの保険は「今」戦えますか?
保険は、パンフレットの綺麗な文字を見ただけでは、本当の価値は分かりません。医療の現実を知るプロが見て初めて、「あ、このままだと日帰り手術の時に困るな」というポイントが見えてきます。
まずは、ご自身やご家族の保険証券を見て、「手術給付金の支払い基準はどうなっているのかな?」と一度確認してみてください。
もし少しでも不安になったら、「これって今の手術でもちゃんと出る?」と、信頼できる誠実なプロの目に一度相談してみるのも素晴らしい選択です。
医学が進歩して私たちの生活が便利になるからこそ、守りの武器である保険も、賢くスマートにアップデートしていきましょう。

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